さよなら日記

毎日生きていると何かをなくしている 。脳細胞は1日につき10万個死滅し、細胞は劣化し死へと近づいている。昨日の出来事はすでに忘れかけ曖昧だ。去年の昨日は何をしていたかは、絞り出すようにしなければ思い出せない記憶だ。 そこで忘れないうちに、自分の回りで起こった出来事や感じたことを少しでも記録していこうと思う。

さよなら恐怖心。ジャンダルム突撃②

2017年9月15日
朝3時ごろまわりの人の動きで起きた気がするが、まだ暗くてまた寝てしまったのだろうか?もう4時過ぎだ。準備をしなければ。お湯を沸かしラーメンを作り食べる。テントをたたみ荷造りすると、はや5時30分。f:id:mrnegaposi:20171002230224j:plain
丸山 06:00
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独標 6:45
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ピラミッドピーク 7:18
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西穂高岳 8:13
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と粛々と岩と格闘する。
暑くないためあまり水も飲まない。
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天気はまあいいのだろう。
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2回目だからか恐怖はさほど感じない。しかしひとつ間違えば大惨事なのは確かなことだ。気を引きしめ登り続ける。
9:55
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10:36
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10:58
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天狗のコル 11:45 
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ここでようやく先行者の二人に追いつく。
ほとんどの人はどうやら西穂高岳山頂までのピストンだったようだ。もちろん3時の暗闇の中出発した人もいたはずだ。f:id:mrnegaposi:20171003010641j:plain

このさきで迷い、そのせいか疲れがどっと出てくる。少し休みまた先へ進む。そろそろやつが出るはずだ!
ジャンダルムが異様な容貌を現す。13:30
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そして!とうとうジャンダルムを屈服させる。
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しかしこちらのダメージもかなりのものだ。
ジャンダルムの先にある下りは前回も感じたが、かなり恐怖を感じる。やっとの思いで降りていく。下りの時の脳への与える高度感、落ちるのではないかという恐怖心はまだまだ克服できそうもない。
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先ほど出会った二人はジャンダルムの麓までは僕が先に行き、ルートを一緒に迷いながらきたハズなのに、登頂しなかった。ここまできて登らないのはなぜだろう。西穂側から登るルートならジャンダルム単体は全く問題ないのに。
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馬の背 15:32
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登りはまあなんとか大丈夫。恐怖はあまり感じない。
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そしてようやく奥穂高岳到着。15:54
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ジャンダルム方面
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今日の目的地 16:37
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時間が掛かりすぎだ。
しかし僕の足ではこれが精一杯だ。
今回もすれ違う人などに言われたのが、荷物多いですねということだった。しかし僕自身はかなり頑張り軽量化したのだ。いつものマウンテンダックスユーラシア80から持っていくのを厳選しカリマークーガ50-70にギュウギュウに詰め込んだ。これ以上軽量化したら寒がりの僕は凍死してしまうだろう。
そんなこんなで小屋に到着しテントを張り、小屋前で水を汲む。無料なのは有難い。
17:35
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夕食はハンバーグとアルファ米フリーズドライ味噌汁。明日の天気は午後から雨らしい。早く出発すればなんとか天気は持つだろうか。早く寝よう。