さよなら日記

毎日生きていると何かをなくしている 。脳細胞は1日につき10万個死滅し、細胞は劣化し死へと近づいている。昨日の出来事はすでに忘れかけ曖昧だ。去年の昨日は何をしていたかは、絞り出すようにしなければ思い出せない記憶だ。 そこで忘れないうちに、自分の回りで起こった出来事や感じたことを少しでも記録していこうと思う。

さよなら恐怖心。キレット攻略

本日は昨日のジャンダルム越えから引き続き、キレットに突撃予定だが、天候が問題だ。小屋の受付に貼り出されていた天気予報では午後から雨になっている。朝早く出発すれば雨に当たらないかも。と思っていたが、起きた時間はすでに5:20。
f:id:mrnegaposi:20171012233412j:plain前日行程がよほど疲れていたのだろう。
6時出発。雨が降る前に辿りつきたい。


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槍も見える
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北穂分岐で涸沢方面に行こうか迷うが、とりあえず北穂高小屋へと向かう。




穂高小屋9時10分
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何も見えない。
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行くか迷うが何人かキレット方面から来ている人もいるので、突撃する。
まずは下りから。やはり下りは恐ろしい。
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印が多い
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最後の上り。
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雨が降って来たようだ。
といっても霧雨。
そして南岳到着。12:40
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ジャンダルムを超えた身ではキレットはさほどではないのか。あまり疲れてはいない。ジャンダルムは距離が長いから疲れが貯まる。
ここに来るまでにすでに槍ヶ岳方面に行くのは断念することは決定していた。問題はテントをここに張るか、槍平まで下るかだ。
その前に腹ごしらえ。
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いまは雨が霧雨のような感じだか、やはり台風が近づいていることもあり、稜線では危険とし判断し下ることに。
どんどん下る。旗、目印が多い。
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木道が崩壊しているところも。
槍平小屋

ここでテントの受付を記入し提出しようと呼び鈴を鳴らしたところ、受付の人から
「下まで行けませんか?
明日 明後日は沢が渡れなくなります。停滞して
も構わなければお泊りください。」と言われる。
僕の予定では一日予備日があるからここで2泊しても大丈夫なのだが、ここで2泊しても意味がない。
今現在霧雨なのだが、渡れなくなるほどだろうか。明日早くならまだ大丈夫ではなかろうか。
「でも渡れなくなるかは分かりませんよね。」と聞くと
「普段ここまで言いません。ほぼ確実です。みなさん予報を甘くみてしまっています。」
以前槍ヶ岳から下ってきた時、いまよりもっと強い降りに辺り、嫌になりテント泊したが、そんなこと言われなかったな。今回は台風と
いうことと、何年か前に流された人がいたので、山小屋の使命として慎重にならざるを得ないのだろう。
助言のとおり先へ進む。
しかしこれからでは新穂高温泉に到着しても20時になる。そこからどうすればいいのか。松本までのバスはもちろんないだろう。宿は連休ということで空きはないだろう。駐車場の空きスペースを見つけテントを張るか。
今回は車で来なかったことが悔やまれる。
そこで思い出した。小屋があることに。しかしさらにまた思い出し総毛立つ。
その小屋に纏わるウワサを。
そして見えてきた怪異が起こるという小屋が!